RESEARCH & PUBLICATION PLAN / 2026

ダヴァール訳聖書
発行計画と調査資料

聖書原語学者・浅井導牧師が蓄積してきた私訳を本文・訳注に生かし、
日本語の語句から原語を調べ、同じ原語の用例を聖書全体で検索できる聖書を目指す。

発行前の企画資料

資料版:1.13
調査基準日:2026年9月17日(日本時間)

対象:教会の企画担当者、査読協力者、翻訳・配布の関係者

オーナー方針/調査事実/提案を区別して記載

01 / PLANNING

発行計画の要点

浅井導牧師の私訳を、本文・訳注に。
日本語から原語へ、原語から聖書全体へ。

ダヴァール訳は、原語に照らして訳文を磨き、AIと人の査読を活用する、日本語のオープンライセンス聖書を目指す。メインテーマは、聖書原語学者・浅井導牧師が蓄積してきた私訳を本文・訳注に生かし、日本語の語句から原語を調べ、同じ原語が聖書のどこで使われているかを検索できること。訳語の理由、別訳の可能性、原語との対応情報を一緒に提供する。

浅井導牧師の私訳を生かす

著書『神のかたちに』を持つ浅井導牧師の私訳を、訳の理由とともに収録する。原語研究の背景と著書を参照。

同じ原語の用例を探す

日本語の語句からG/H番号と原語へ進み、同じ原語の出現箇所・前後関係・日本語訳を比較する。

ライセンスについて

Davar教会が権利を管理し、CCで利用を許可。本文・訳注・対応データをアプリ外にも提供する。

オーナーから示された制作方針

  • 制作方法は、原語からAIで初訳を作る方式に加え、Japanese Freedom Bibleをベースに改訂する方式も検討する。いずれも複数の日本語訳・英語訳との比較と原語確認で誤訳を取り除く。その後、Davarとして採用する解釈を本文・注に反映し、採用理由と他訳の訳し方を記録する。
  • オーナーからの説明では、聖書原語学者である浅井導牧師に蓄積された私訳があり、Davar訳に収録できる。牧師による一部の原語査読を起点に、外部の原語理解者にも協力を求める。
  • 著作権をDavar教会に帰属させ、CC等で公開する。具体的なCCの種類は未決定。
  • 原語からなぜこの訳になったかを記録し、ダヴァール訳の日本語の単語・語句にG/H番号による原語対応を付け、同じ原語が使われる箇所を検索できるようにする。
  • 根拠が足りない場合は一つの訳語に断定せず、複数の候補と、判断できない理由を示す。原文の曖昧さと調査・査読の不足を区別する。
本資料の状態:発行前の企画・調査資料。本文の完成、専門家の就任、外部団体との提携、CCライセンスの発効を発表するものではない。「間違いのない精度」を目標としつつ、誤りゼロという保証は行わず、査読記録と訂正可能性で信頼を築く。

確認事実は出典を付ける。提案は今後の設計案。未確認は根拠不足を示す。調査は主要言語と参考事例の選定調査であり、世界の全翻訳・全団体を網羅しない。

02 / PLANNING

自由に使える聖書の整理

「無料で読める」「著作権が消滅した」「著作権を持ったまま利用を許可する」「共同編集できる」は異なる。聖書本文の権利と、アプリのソースコードの権利も別である。

ライセンスの違いを簡単に読む

種類著作権の扱い利用者ができること・守る条件
PD保護期間終了や権利放棄等による状態。特定のライセンス名ではない。本文の著作権による利用制限なし。商用・改変・再配布可。別の権利や別素材は確認。
CC0 1.0持っている権利を法令上可能な範囲で放棄する仕組み。商用・改変・再配布可。出典表示や同じ条件での公開を要求しない。出典記録は制作上推奨。
CC BY 4.0権利者が著作権を保持して広く許諾。商用・改変・再配布可。著作者・権利表示等、ライセンスへのリンク、変更の表示が必要。自分の改変部分にSAを課す義務はない。
CC BY-SA 4.0著作権を保持して広く許諾し、継承を要求。BYと同じ表示条件に加え、公開する翻案に同じ又は指定互換ライセンスを適用。商用利用も可。
CC BY-SA 3.0同じ表示・継承の考え方を持つ旧版。Offene Bibelの採用版。4.0と条文・移行条件が異なるため、元の版を表示して適合条件を確認。

BY/BY-SAは、条件を守って利用する人への許諾を後から取り消せない。改変版を教会が支持・公認していると誤認させることは許されず、商標・ロゴの権利も自動的に許諾されない。[11][12][13][32][33]

03 / PLANNING

世界のオープン聖書:活動と著作権

PD・CC0に加え、著作権を保持しながらCC BY/CC BY-SAで広い再利用を認める、活動中の翻訳プロジェクトを調べる。2026年9月17日確認。「著作権管理がゆるい」という曖昧な括りを、商用を含む複製・再配布・改変を一般に許可するか、その条件は何か、という比較に置き換える。NC(非商用限定)・ND(改変物の共有禁止)や閲覧のみは今回の中心的な比較対象から外す。

活動の根拠は、具体的な新訳・改訂の公開、制作への参加募集、又は配布元による校閲・改訂進行中の説明とする。ファイル生成日やアプリ掲載だけでは判定しない。世界の全活動を網羅する一覧ではなく、Davarの権利設計に役立つ確認例を選んだ。

活動・権利条件を確認した例。本文の条件を比較し、音声・画像・コードは別に確認する。
言語・プロジェクト本文の著作権・ライセンス活動中と判断する根拠再利用条件とDavarへの示唆
英語:World English Bible(WEB)旧新約・続編を含む各版。本文はPDとして公開。具体的な改訂履歴:2026-09-12にヨハネ3:2の文法修正。8月にも本文・脚注の修正記録がある。[1][2]本文の著作権による表示・継承義務はない。訳名・商標の扱いは別。修正理由を公開する運営が参考になる。
英語:Open English Bible(OEB)新約・詩篇・旧約の一部。CC0 1.0で本文の権利を可能な範囲で放棄。新しい翻訳範囲の公開:2025-12-21に創世記を含む2025.6版を発表。全巻完成前の制作活動。[3]本文の出典表示・同条件公開を利用条件にしない。部分公開から育てる権利放棄型の例。
フランス語:Sainte Bible libre pour le monde旧新約+続編。PD、草稿。配布元が校閲・編集の進行を明記:現在の案内で誤りの報告を募集。掲載日付2026-08-21。節ごとの最近の修正履歴は今回未確認。[4]本文はPDで、著作権による表示・継承義務はない。草稿と校閲中の状態は明示する。
ポルトガル語:Bíblia Portuguesa Mundial旧新約+続編。PD、草稿。配布元が改訂中と明記:問題点・改善提案を募集。原データ2026-08-19。節ごとの最近の修正履歴は今回未確認。[5]本文はPDで、著作権による表示・継承義務はない。改善募集と品質保証は区別する。
英語:Free Bible Version(FBV)
Free Bible Ministry
著作権を保持し、CC BY-SA 4.0で公開。Jonathan Gallagher名義の著作表示(配布版)。[29]新しい版:全訳5.2を2025年10月版として案内。公式に継続制作と訂正募集を明記。[28]権利・出典・変更を表示し、改変して公開する訳にもSAを適用。教会が権利を保持するDavarの直接的な比較対象。
ドイツ語:Offene Bibel
共同翻訳プロジェクト
寄稿をCC BY-SA 3.0 Unportedで公開。第三者の引用は対象外。単一団体への全権利移転は未確認。[31]参加募集・制作状況:2025年のオンライン会合と協力募集。現在も章ごとの研究版・読書版・やさしい版の進行状況を公開。[30]出典表示と翻案の継承が条件。4.0と同じ版とは扱わない。共同制作と査読段階の公開が参考になる。
英語:The Shared Word Translation/Fluent
Church Commons
両翻訳の本文をCC BY 4.0で公開。PD宣言ではない。個人名の権利者表示は今回未確認。[36]新しい版・本文改善:TSW v1.0.1を2026-08-30に公開。9月17日にも創世記の本文改善を記録。初期プロジェクトの自己報告で、独立の品質評価は未確認。[37][38]出典・ライセンス・変更表示が条件。改変部分を同じライセンスにする義務はない。DavarのBY第一検討案に近い。
英語:unfoldingWord Literal Text/Simplified Text(ULT/UST)©2026 unfoldingWord/CC BY-SA 4.0。翻訳者向け資料。現行版をCC BYのみとは扱わない。[39][40]版・原語対応の更新:2026-08-17にv90。ホセア書・ミカ書のBook Package初公開等。整合性確認済みパッケージの範囲は旧約29書+新約27書で、全巻の確認完了とはしない。[41][42]出典表示と翻案の継承が条件。改変版でのunfoldingWord商標の扱いにも指定がある。本文と原語対応を公開する参考例。
多言語:Open Translation Bible(OTB)
英語・日本語・中国語・ヒンディー語ほか
GitHubはCC BY-SA 4.0を明記。PDではない。[43][22]具体的な本文改訂:2026-08-08に英語2箇所とヘブライ語・中国語・ヒンディー語の修正。これは日本語本文も同日に改訂されたという意味ではない。[44]標準BY-SAは出典・変更表示と翻案の継承が条件。利用時は対象版の条件を確認する。翻訳方法・原語査読・採用実績は未確認。

「具体的な更新実績」と「配布元による進行中の説明」は証拠の種類が異なるため、表で分けて示した。原データの日付だけで翻訳改訂を推定しない。活動中という評価は、査読完了・翻訳精度・利用者の多さの保証ではない。

Biblicaの公開版やIndian Revised Versionなども調査したが、今回の追加確認では最近の翻訳改訂を示す根拠を十分に揃えられず、この活動比較表には載せていない。非活動との判定ではない。無料・公開ライセンスという条件と、現在の制作活動は別々に確認する。

ダヴァール訳との比較に使う軸

PD/CC0は本文の権利放棄型、CC BYは表示を条件とした著作権保持型、CC BY-SAは表示に加えて改変版にも自由利用を継承する型である。活動規模・翻訳品質と権利条件は別に評価する。オープンな聖書全体の全国・世界シェアを示す統一統計は今回未確認。

04 / PLANNING

日本語の自由利用訳と活動団体

日本語でも、現代のPD草稿やCC公開の新しいプロジェクトが確認できる。「口語訳しかない」という前提で企画しない。一方、本文の完成範囲、原語直接訳か、査読体制、実際の利用規模は個別に評価する。

訳・活動主体自由利用の状況制作・活動の確認範囲企画上の評価
口語訳1955年版
日本聖書協会
1955年本文の保護期間終了を協会が明示。後年の訂正箇所は保護対象との案内。版・出典・訂正状態を確認。[7]既存の自由利用資源。現在売られている改訂本文全体と同一視しない。
新改訳新約聖書(1965年版)
新改訳聖書刊行会/eBible配信
jpn1965・JPNLOC
eBibleがPDとして配布。2015-12-31に保護期間が終了したと同配布元が説明。新約聖書。ヨハネ福音書は1963年、新約全体は1965年刊行と記載。配布情報の日付は2023-02-24。[26]日本語PD資源として追加。新約の歴史的比較に利用する候補。新改訳2017・第3版・旧約全体がPDであるという意味ではない。
文語訳などの歴史的本文古い本文にはPDとして利用されるものがある。明治元訳・大正改訳の歴史的本文と、後代の改訂版・電子データは区別する。[24][7]歴史的な用語・表現を学ぶ資源。現代読者向けの読みやすさは別に検討。
フリーダム・バイブル
Japanese Freedom Bible/eBible配信
2026年、PD、草案と明記。旧約39+新約27書の目次。元データ2026-08-19。7月の一次報告では友人が制作中と説明。[9][10][23]改訂ベース・比較・協力の候補。訳者の実名、底本、AI利用、独立査読、全節の完全性は今回未確認。
Open Translation Bible 日本語
OTBプロジェクト
GitHubはCC BY-SA 4.0。PDではない。公式GitHubに日本語2025年12月公開とデータ提供の案内。原語査読・教会採用・本文品質は今回未確認。[22]新しいオープン活動として調査対象。宣伝上の「世界初」等は本資料では採用しない。
現代日本語PD聖書の活動状況:2026年9月17日時点で今回調査した範囲では、新しい翻訳の制作・改善を進めるアクティブな日本語PD聖書プロジェクトとして確認できたのは、実質的にJapanese Freedom Bible(JFB)のみである。JFBには2026年7月の制作報告、8月19日付の原データ、公式の改善提案募集があり、これらを活動中と評価する根拠とする。改訂頻度や提案への応答実績まで確認できたという意味ではない。[23][10][25]

電網聖書は先行するPD部分訳(2002年草稿)。[8] JFBへ引き継がれたとのオーナー提供情報を踏まえ、本計画ではJFBを中心に扱う。引き継ぎの具体的範囲は公開一次資料では未確認。

この評価は日本語という言語とPDの翻訳制作・改善に対象を絞った調査上の整理であり、日本国内に運営拠点があるとの主張や、未発見の活動が存在しないという断定ではない。Open Translation Bible日本語などのCC公開プロジェクトは別に存在するため、オープンな日本語聖書活動全体がJFB一つだけという意味でもない。今回のPD+CCという広い比較範囲では、日本語OTBも別の活動として扱い、Davarも著作権保持型のCC公開を検討する。[22]

フリーダム・バイブルの公式配布情報には、草案であることと改善提案の募集が明記されている。提案先は同ページの窓口を参照する。共同編集の権限や採用基準、返答・更新の時期は未確認。[25]

1965年版のPD表示と保護期間終了の説明はeBibleの配布情報に基づく。本資料で全地域の権利状態を独立に判定したものではない。実際の収録時はその版とデータの来歴を固定し、後年の訂正・新改訳第3版・新改訳2017の本文と混在させない。後二者には別途、権利管理者の利用案内がある。[26][27]

05 / PLANNING

日本語聖書の現状:要点

  • JFB:今回確認した現代日本語のPD翻訳制作・改善活動では、実質的に唯一の活動中のプロジェクト。草案を公開し、改善提案を募集している。[25]
  • 口語訳1955年版:著作権の保護期間が終了した歴史的本文。新たなオープン翻訳活動とは区別し、後年の訂正箇所は別に扱う。[7]
  • OTB日本語:CC BY-SA 4.0表記の公開訳も存在するが、原語底本・翻訳方法・日本語の査読体制は未確認。

Davarの立ち位置:JFBを改訂の有力候補とし、原語で検証しながら、G/H対応・訳の理由・人が査読した範囲を公開する。

06 / PLANNING

ダヴァール訳の理想的な位置づけ

浅井導牧師の私訳を、根拠とともに読める。
日本語の一語から、原語の用例へ。

推奨する位置づけ「聖書原語学者・浅井導牧師の私訳を本文・訳注に生かし、日本語から原語と聖書全体の用例をたどれる現代日本語訳」。既存訳の利用者が追加で試せる入口を作り、安定した品質と利用実績を積んだ後に用途を広げる。

利用者届ける価値初期の利用場面
個人で聖書を読む人自然な日本語、短い訳注、原語の意味と他の出現箇所を調べる入口。今の聖書と並べて読む。分からない語だけ注を開く。
牧師・学びのリーダー底本・別解・採用理由・原語対応・版番号を確認できる。原語の用例と私訳の根拠を参照する説教準備、聖書研究会。
原語を学ぶ人日本語の語句から原語の語形・見出し語・G/H番号へたどれる。同じ原語を異なる日本語で訳した箇所も探し、文脈とともに比較する。
制作者・開発者権利条件が明確な本文、訳注、対応データ、機械可読ファイル。朗読、教材、点字・大活字、別アプリへの収録。

本文は読みやすく、深い説明は開いて読める構成にする。「直訳だけが正確」「AIだから中立」「自由公開だから信頼できる」という主張は採用しない。神学的背景、翻訳原則、正典の範囲、異読の扱いを明らかにする。

名称は「ダヴァール訳聖書」を企画上の呼称とし、公開草稿は「ダヴァール訳・公開試訳」と表示する。Davar教会の責任で進めることを明示し、他教会・他団体の承認を推測させない。「初の日本語オープン聖書」という宣伝はしない。

価値の示し方:浅井導牧師が蓄積してきた私訳を本文・訳注で根拠とともに読み、その日本語の語句から原語と聖書全体の用例を調べられることを試読で示す。原語対応という機能そのものの独占性を主張せず、日本語本文・用例検索・訳の理由・牧師の私訳がつながる使いやすさと確認可能性を重視する。

3つの進め方を比較する

オーナー提示の選択肢独自訳の制作、既存の自由利用訳への貢献、その両立を比較する。以下の推奨は企画上の提案であり、進路の決定や先方との合意を示さない。

進め方得られるもの負担・制約向いている条件
1.Davar訳として進めるDavarの責任で発行する本文、翻訳判断、訳注、G/H対応を一体で設計できる。原語からの初訳か、既存訳の改訂かは別途選べる。全ての翻訳・査読・版管理・配布を自ら担う。既存プロジェクトとの重複作業が生じる。独自の翻訳方針を優先し、継続する査読・編集体制を確保できる場合。
2.Japanese Freedom Bibleへ改善提案既存のPD草稿に、原語確認や日本語改善の成果を還元できる。本文の採否と公開時期は先方が判断。Davar固有の解釈・G/H対応の採用も保証されない。既存訳の改善を優先し、独自の本文発行を当面主目的にしない場合。
3.Davar訳を進めながら2にも提案独自の制作を続け、原語調査で見つけた共通課題を既存訳にも還元できる。両方の版・判断・権利・提案状況を管理する担当が必要。二つの本文を機械的に同期しない。独自訳と日本語の自由利用聖書全体への貢献を両立したい場合。

推奨案:3を小さく試すDavar訳の100節の試作を軸に、同じ範囲のFreedom Bibleで原語上の根拠が明確な修正候補を数件整理する。原語調査と論点票は共通化し、Davarの本文採用と先方への改善提案はそれぞれ記録する。先方の返答を独自訳の制作開始条件にせず、提案作業が査読を圧迫する場合は1へ集中する。既存訳への貢献だけで目的を満たせると分かった場合は2へ重点を移す。

改善提案の出し方と採否の扱い

  1. 対象のFreedom Bibleの版・取得日・書章節を固定する。原語底本、問題箇所、修正候補、文法・文脈上の根拠、他訳との相違、原語査読者と確認範囲を1件の論点票にまとめる。
  2. 「訳抜け・否定・人名等の誤り候補」「自然な日本語への改善」「底本・解釈・翻訳方針の相違」を区別する。Davarと異なる解釈であることだけを理由に誤訳と判定しない。
  3. 提出前に寄稿条件を確認し、必要な権利処理と担当者の同意を整える。公式ページの窓口への送信は、別途実施する作業とする。
  4. 提案中・採用・不採用・保留と、回答・反映版を記録する。先方が採用してもDavar側は自身の原語査読を通し、不採用でもDavarの採用理由と異論を残す。
「発行・協力の進路」と「本文の作り方」は別の選択:進路1・3でDavar訳を発行する場合でも、原語からのAI初訳、Freedom Bibleの改訂を比較する。進路2は既存プロジェクトへ改善を提案する活動。どの方式でも採用した本文と改訂の来歴を明示し、既存訳をベースにした箇所を独立した原語初訳と説明しない。共同制作・提携の発表には先方の合意が必要。

07 / PLANNING

教会の著作権とCC公開の設計

オーナー方針教会が自ら保有する著作権を管理し、CC等で広く利用を許可する。著作権の保持とオープンライセンス公開は両立する。「PDにする」とは別の設計である。

普及とアプリ・教材への取り込みやすさを優先するならCC BY 4.0を第一検討案とする。改訂された本文にも再利用の自由を残すことを優先するならCC BY-SA 4.0が適する。著作権を保持する目的は、帰属と公式版の責任を明確にすること。BY/BY-SAでは、教会と異なる解釈を含む第三者の改変にも、CCが許す範囲で利用を認めることになる。[11][12]

候補向いている目的選択の影響
CC BY 4.0
第一検討案
出典を保ちつつ、教材・音声・アプリ・翻訳への利用を広げる。派生物を同じライセンスにする義務はない。第三者の有償利用も許可する。
CC BY-SA 4.0
代替案
改訂や翻案された本文も再利用可能な状態に保ちたい。翻案物には継承条件がある。単なる集合物全体を一律に同じライセンスにするという意味ではない。

どちらも出典・ライセンス・変更表示等の条件を持つ。正式版の名称・ロゴと、第三者による改変版の表示ルールは本文のライセンスと整理して設ける。CCで許可した範囲に後から「商用だけ事前承認」「改訂禁止」を追加しない。[11][12]

PD訳をベースにする場合:既存のPD本文そのものは引き続き自由に利用できる。Davarの権利表示とCCは、権利が成立し教会に帰属する改訂・訳注・編集等の範囲を対象にし、元のPD本文に新たな独占権や利用条件を課さない。元訳の名称・版・対象箇所とDavarの変更を明示し、別条件の注記や第三者素材を分ける。[11]

本文・改変版・アプリを分けて扱う

  • 公式版の管理:Davarが発行する本文の採否は教会の編集・査読で決め、版番号と変更履歴で識別する。第三者の再利用を一件ずつ審査する制度はBY/BY-SAの条件にしない。
  • SAの範囲:BY-SA本文を改変して公開すれば継承条件が働く。本文を独立した素材として収録しただけで、アプリ全体のソースコードや別の著作物まで自動的にBY-SAになるわけではない。翻案・集合・データベースの実際の構成を確認する。
  • 他訳の取り込み:第三者のBY-SA訳を許諾が必要な形で翻案する場合、Davar全体を単純にBYへ変更できるとは扱わない。比較して原語を検討することと、保護される表現を採用することを区別する。
  • データ別の表示:日本語本文・訳注・原語対応データの対象範囲を明示する。原語本文・辞書・G/H対応資料のライセンス、音声、ロゴ、アプリコードはそれぞれ管理する。
  • 公開済みの版:後に公開を終了しても、既に与えたCC許諾を適法な利用者から取り消さない。公開前に対象と条件を確定する。

[34][35][33]

Freedom Bibleへの寄稿とCC公開を両立する

Freedom BibleはPD、Davar訳は教会が保有する権利をCC等で公開するという異なる方針を持つ。DavarのCC本文を条件付きのまま渡すだけで、先方のPD本文に取り込めるとは扱わない。事実の指摘と、創作性のある修正文・解説の提供を分ける。後者をPD公開に使ってもらう場合は、教会と関係する寄稿者が権利を持つ範囲に限り、対象を特定したCC0等の追加の権利処理を検討し、先方の条件と整合させる。第三者の訳文・注・辞書データを含めて一括で開放しない。[25][13]

寄稿用に開放した部分はDavarの版でも利用できるが、すでにPDとなった同じ部分へDavar独自のCC条件を再び課さない。寄稿の対象、権利者の同意、条件、提出日を権利台帳に残す。これは権利処理の設計案で、寄稿や権利放棄を実施したものではない。[11]

権利を整える作業

  • 権利主体:Davar教会の正式な法人・権利管理主体を確定する。教会が企画しただけで、全協力者の権利が自動移転する前提にしない。
  • 協力者の合意:翻訳・日本語編集・訳注・対応付け等の成果の帰属、CC公開への同意、氏名表示、修正手続を参加前に明文化する。
  • AIの記録:AI出力のすべてに著作権が成立するとは扱わない。人による訳の選択・修正・編集と根拠を記録し、保護される範囲と第三者素材を区別する。文化庁の整理に照らして確認する。[14]
  • 素材別の台帳:日本語本文、訳注、原語本文、形態論、辞書、対応データ、音声、画像、ソフトウェアを分ける。教会の権利表示で第三者の権利を覆わない。
  • 比較資料:市販訳の閲覧、AIへの入力、比較表への転載、配布は別々に確認する。再利用権のない市販訳の表現を取り込んだ合成訳にしない。PD等で改訂に使えるベース本文とは扱いを分ける。モデルに「著作権を避けて言い換える」作業をさせない。

推奨表示の形:© 発行年・正式権利主体/CC BY 4.0(仮案)/版番号/原語・第三者データの出典。これは表示案であり、本資料が未制作の翻訳本文にライセンスを付与するものではない。

08 / PLANNING

制作方法の選択と、共通の検証工程

検討する制作方法原語からAIで新しく訳すことは一つの方法であり、前提として固定しない。既存の自由利用訳をベースに改訂する方法を含めて比較する。浅井導牧師の私訳は、どの方法にも取り入れられる。AIは初訳・改訂候補・比較・対応付けに使い、採用する意味と公開可否は根拠を確認できる人が判断する。

本文の出発点利点確認すること公開時の説明
A.原語からAIで初訳日本語の既存訳に先に寄せず、翻訳方針に沿った初訳を作れる。初訳の誤り、文体と用語の揺れ、全範囲の原語査読と編集の工数。使用した原語底本・版、AI利用と人の確認範囲。
B.Japanese Freedom Bibleをベースに改訂公開済みの日本語草稿を出発点に、修正・解説・原語対応へ作業を集中できる可能性。採用する版、節の完全性、原語との相違、文体、底本の来歴。PD・草案という配布元表示だけで品質を認定しない。[25]Freedom Bibleを基にしたこと、使用版、Davarの改訂箇所・理由・査読範囲。

選び方同じ箇所で品質、原語査読・日本語編集の時間、修正量、G/H対応の作成負担を測り、採用方式を決める。書や段落ごとの併用も可能だが、節ごとの出発点と変更履歴を残す。複数の既存訳を説明なく継ぎ合わせず、全体の文体・用語・翻訳方針を確認する。

既存訳を使う方が精度は高いか:文章・文脈・用語が整ったベースなら、初訳を一から作るより修正に集中できる。一方、元訳の誤りや解釈の偏りも引き継ぐため、既存訳を使うだけで高精度になるとは決めない。Freedom Bibleは草案であることを踏まえ、複数訳との比較後に原語へ戻って判定する。

試作の進め方まず既存訳を使うBを有力候補として、同じ100節でAとの比較を行う。訳文の正確さ・日本語の読みやすさ・人の修正時間に加え、G/H対応をどれだけ正しく付けられるかも同時に測る。優位性を実測してから本文全体の制作方法を決める。

原語検索を使ったAI検証の具体的な手順と、根拠が足りない場合の候補・保留表示を以下に定める。制作方法A・Bのどちらにも適用する。

どの方式にも共通する制作・検証工程

  1. 底本と翻訳方針を固定原語の照合基準となる旧約ヘブライ語・アラム語、新約ギリシャ語の版、採用する日本語ベース本文と版、節番号体系、正典範囲、固有名詞、神名、用語、補足・異読の規則を決める。原語本文を実データで渡し、記憶から再現させない。
  2. 既存の私訳を整理浅井導牧師の原稿から、私訳そのもの、他訳の引用、説明・適用を分け、対象節と原稿の版を特定する。私訳のある箇所はその原文を保存し、ない箇所には選んだ制作方法を適用する。採用底本との相違も確認する。
  3. 選んだ方式で初稿を用意Aは原語から文脈付きのAI初訳を生成し、他訳を見せる前の状態を保存。Bはベース本文を版付きで保存し、原語と文脈に照らした改訂候補と変更理由を作る。浅井牧師の私訳、ベース本文、AI候補、採用稿を区別して保持する。
  4. 日本語・英語の複数訳と比較逐語寄り/自然な表現/異なる翻訳系統を組み合わせる。訳抜け・追加・否定・主語・時制相・数量・固有名詞・神学的重要語を分類して差分化する。
  5. 差の原因を原語へ戻して確認語義、構文、文脈、底本の異読、翻訳方針の差を区別する。多数決で修正しない。辞書・文法書の参照箇所を実際に確認し、架空の根拠を除く。
  6. Davarとして採用する解釈を明示比較・原語確認後の訳を基に、Davarが採る読みと理由を本文・訳注に反映する。比較後訳から意味を変えた箇所を記録し、他訳の読みと根拠も残す。原語から導ける訳語の選択と、神学的な説明・適用を区別し、後者は解説として明示する。
  7. 人による原語査読牧師は引き受けた範囲を確認し、外部協力者が他の範囲と独立した再確認を担う。難解箇所・重要箇所は、初訳の結論に誘導されない別の読みも得る。Davarの解釈を反映した後の最終本文も再査読し、根拠のある別解や未解決点を残す。
  8. 日本語編集と読者確認日本語編集者が文体・音読・敬語・指示語を整える。読者に意味を自分の言葉で説明してもらい、誤読を探す。意味を変える編集は原語担当へ戻す。
  9. 訳注と対応コードを検証訳語の理由・別解・異読・補った語を記録。G/H番号・原語token・日本語語句のリンクを確認。注と本文が食い違わないよう再検証する。
  10. 範囲を明示して版を公開草稿・査読済み・安定版を区別し、版番号・担当範囲・訂正履歴・出典を付ける。重大な指摘は再査読し、旧版を参照できる形で訂正する。
比較は誤りを見つける工程:複数訳との一致は正しさの保証ではなく、不一致も直ちに誤訳ではない。共通する底本や翻訳系統の偏りを考慮し、差を原語に戻して調べる。比較後のDavar独自の変更も、同じ品質確認の対象にする。

翻訳の正確さを検証するための英語聖書候補

比較資料の候補原語との対応、文脈の意味、訳の理由を異なる角度から確認する。以下は正確性の順位ではなく、翻訳方針と公開された説明に基づく使い分け案。

候補特徴・評価の根拠Davarの検証での役割
NASB 1995/2020
New American Standard Bible
原語の語句・文構造をできるだけ残す直訳寄りの方針。2020版は読みやすさも改善。[45]語句・構文の取り落としや補足を確認する。1995/2020のどちらを使ったか記録する。
NRSVue
New Revised Standard Version Updated Edition
聖書文学学会(SBL)が改訂を担当。本文批評・語義研究を反映し、別の読みも注記する。[46]異なる翻訳判断や原語本文の異読を比較する。各節の注も確認する。
NET Bible
New English Translation
約6万の翻訳注で、文法・別訳候補・難しい訳語の判断理由を説明する。[47]本文と翻訳注を組み合わせ、なぜその訳になるかを検証する。採用案だけでなく別解の根拠も調べる。
ESV
English Standard Version
福音派の翻訳チームが制作し、直訳性と読みやすさの両立を目指す。[48]語句の対応と文章としての意味を追加照合する。異なる制作背景の訳とも比較する。
NIV
New International Version
原語への忠実さと自然な現代英語の両立を重視する方針。[49]文章全体の意味が自然に伝わるかを比較する。英語の語数や語順を原語の一対一対応とは扱わない。

組み合わせ案:NASB+NRSVue+NETの翻訳注を中心に、NIV・ESVも照合する。KJV・WEBや日本語の複数訳も比較に用い、使用する版・底本・翻訳の来歴を記録する。複数訳の多数決で決めず、相違点を原語の文法・用例・文脈へ戻して確認する。根拠が足りない箇所は候補と判断できない理由を残し、人の査読へ回す。

原語検索を使ったAI検証の手順

検証仕様JFB(Japanese Freedom Bible)などのベース本文を、原語、英語聖書の候補(KJV・WEBも含む)、日本語の複数訳と比較する。AIには「疑問箇所の発見」「根拠の調査」「候補の比較」「反証確認」を段階ごとに担当させる。以下は今後実装・評価する設計であり、達成済みの精度を示すものではない。

  1. 対象と資料を固定する日本語のベース本文、原語底本、比較訳、辞書・文法資料の版と対象節を指定し、段落・章の文脈を用意する。節番号や原語本文の差を先に確認し、資料にアクセスできない箇所は欠落を記録する。
  2. 違いを論点として抽出する訳抜け、補足、否定、主語・目的語、時制・相、数量、語義・ニュアンス、文体の差を整理する。KJVやWEBとの不一致だけで誤訳にせず、底本・版・翻訳方針の差も候補にする。
  3. 原語の実例と文法を調べるG/H番号から見出し語・語形・構文を確認し、採用底本の用例を検索する。同じ書、似た構文・文脈の用例を優先し、別の意味で使われる例も集める。辞書・文法資料の該当箇所を確認し、引用と要約を区別する。
  4. 現行訳を含めて候補を比べる現行訳の維持案と複数の修正案を、語義、文法、段落の論旨、日本語の伝わり方で評価する。各案が保つ意味・失う意味・付け加える意味を記録し、原文の曖昧さを保てる表現も検討する。
  5. 修正案への反証を確認する最初の結論を見せない別の分析で原語を読み、元訳を維持する理由、修正案に不利な用例、読み落とした文法を探す。その後に論点を突き合わせる。AI同士の一致を独立した証明や多数決として扱わない。
  6. 分類・保留・査読を記録する以下の分類に沿って提案を出し、根拠が足りない場合は候補と判断できない理由を残す。公開本文の意味を変える修正は人が確認し、採否・担当範囲・理由・更新版を記録する。
用例検索の限界も確認する:多くの箇所で使われる意味が、その節でも正しいとは限らない。G/H番号や日本語の一致だけで語義を決めず、当該箇所の文法・文脈を優先する。用例が少ない語は辞書等も調べ、取得できなければ調査不足を示す。検索語・対象範囲・取得した用例を残し、都合のよい例だけに依存していないか確認できるようにする。
分類判断の扱い
誤訳の疑い原語の文法・文脈との矛盾を具体的に示し、修正候補として人が査読する。
ニュアンスの改善現行訳が成り立つ可能性も残し、各候補が伝える意味の差を比べる。
複数の妥当な訳一つだけが正解とは扱わない。採用理由、別訳、原文の曖昧さを記録する。
原語底本・異読の違い訳語の問題と分け、各本文に対してその訳が適合するかを確認する。
日本語の文体・好み意味の正誤と区別し、読みやすさ・朗読・用語方針の編集課題とする。

編集原則:根拠が足りなければ、候補と判断できない理由を示す

オーナー方針根拠が足りない場合は、複数の候補の言葉を出し、判断できない理由を表す。AIに一つの正解を必ず返させない。候補を増やすために根拠のない語を作らず、候補ごとの支持する根拠・反対する根拠・残る不明点を示す。

判断できない理由読者・査読者に示す内容次の対応
原文自体に複数の読みがある文法・文脈上成り立つ複数の候補と、それぞれの意味。曖昧さを保つ日本語、又は別訳注を検討。査読が進んでも一つに決まらない場合がある。
調査・資料が不足している不足する用例、未確認の辞書・文法資料、原語対応の不明点。追加調査へ回す。AIが判断できないことを、原文の曖昧さと断定しない。
査読が未完了・意見が分かれる誰がどの範囲を確認したか、賛否の理由、未解決の論点。追加の原語査読又は編集判断。不同意の理由も保存する。
底本の異読によって意味が変わる採用底本と別の本文、それぞれに対応する訳語候補。底本選択と訳語選択を分け、本文・注への掲載方法を決める。

候補・根拠を残す論点票

論点ごとに、書章節/現行訳と版/対象原語・G/H/候補ごとの意味とニュアンス/支持・反対の用例/文法・辞書等の参照箇所/他訳の読み方/判断できない理由/次に必要な確認/査読状態・採否・履歴を保存する。引用箇所の実在と版を機械的に確認し、引用がその結論を支持するかは別途査読する。AIの自信度だけで採用を決めない。

本文と訳注での表示

  • 暫定採用:読書用本文に一案を置く必要がある場合は、人が確認した範囲を明示して暫定採用と表示する。その語句から別の候補・各案の根拠・判断できない理由をすぐ開けるようにする。
  • 未決・追加調査:妥当な本文候補を支える根拠自体が不足する場合は、自動で本文を書き換えない。現行訳を維持する場合も未検証であることを記録し、公開試訳では論点を示す。
  • 複数解釈を併記:原文の曖昧さを確認できた箇所は、その曖昧さを保つ日本語や別訳注で表現する。査読済みでも、唯一の訳が確定したという意味にはしない。
  • 採用と改訂:追加の根拠や査読で判断が変わった場合は、旧候補・旧理由を消さず、変更理由と版を記録する。Davarの解説としての選択も原語上の唯一解と混同しない。

精度の確認:正しい訳を壊さないか

比較実験最初の100節では、同じベース本文に対して「他訳の比較のみ」と「原語用例・辞書・反証確認まで行う方式」を比較する。原語理解者がAIの結論を見ずに評価し、妥当な複数の訳を認めたうえで問題箇所と許容範囲を定める。評価者の意見が分かれた箇所も記録し、単一の既存訳との一致を正解ラベルにしない。

  • 誤指摘:AIが問題とした箇所のうち、査読で問題と認められなかったもの。
  • 見逃し:査読で見つかった問題のうち、AIが検出できなかったもの。AIの指摘箇所だけでなく試験対象全体を人が確認する。
  • 修正による新規の誤り:元の訳では保てていた意味を、修正案が壊していないか。
  • 根拠と保留の適切さ:用例・引用・G/H対応の正確さ、根拠不足で断定していないか、不要な保留ばかりになっていないか。

通常箇所と難解箇所を分け、件数・分母・評価条件を公開する。調整に使った例と最終評価用の例を分け、未評価箇所への精度を保証しない。修正件数の多さより、根拠のある改善と、判断の限界を正しく示せることを優先する。

浅井導牧師の原語研究の背景と著書

浅井導牧師は、教会の公式紹介で、ヘブル語をはじめとするセム語の専門家として紹介されている。[50] 原語研究の背景を、学修・教育歴と著書から示す。

  • 著書掲載の略歴(1993年刊行当時):名古屋大学理学部中退後、米国オラール・ロバーツ大学神学部を新約・旧約の両部門で卒業。フラー神学校神学部でセム語を専門に新約・旧約を学び、刊行当時は旧約専門の博士課程に在籍し、ヘブル語読解とアッカド語を教えていた。[53]
  • 公式紹介による学位・教育歴:教会公式の英語紹介には、フラー神学校でセム語の修士号(M.A.)と旧約学の神学修士号(Th.M.)を取得し、非常勤教員としてヘブル語とアッカド語を教えたと記載されている。[51]
  • 著書・奥付:『神のかたちに――聖書が語るあなたとは』、浅井導著、キリスト新聞社、1993年4月20日刊行。著作権表示は「©浅井 導 1993」、ISBN 4-87395-235-2。刊行日・著作権表示はオーナー提供の奥付転記による。[53] 国立国会図書館の書誌にも1993年4月刊、402頁として登録されている。[52]

著者略歴の「現在」は1993年の刊行当時を指す。博士課程への在籍は、博士号の取得を意味するものではない。

ダヴァール訳では、この原語研究・教育・著述の背景と、蓄積された私訳を本文・訳注に生かす。採用した私訳の出典、訳語の理由、原語の用例を結び、読者が翻訳判断をたどれる形にする。

浅井導牧師の蓄積された私訳を収録する

オーナー提供情報聖書原語学者である浅井導牧師の私訳の蓄積を、Davar訳の制作資源とする。今回の計画更新では原稿自体をまだ調査していないため、収録できる書・節数・完成度は未集計。牧師の既存の訳を尊重しながら、全体の本文と根拠をつなぐ。

  1. 資料を一覧にする:原稿・説教資料など、提供された資料の名称、日付、書章節、該当箇所を記録する。画像や音声を文字起こしした場合は原資料と照合する。
  2. 本文候補と注を分ける:原語からの私訳は本文候補、訳の説明は訳注、神学的な展開や適用はDavarの解説として整理する。他訳からの引用を私訳として取り込まない。
  3. 意味と対応を確認する:底本・原語の語句、G/H対応、前後の文脈、他訳との違いを確認する。同じ節に複数の私訳がある場合は、年代と採用理由を残す。
  4. 最終本文へ統合する:牧師による確認範囲を記録し、外部の原語査読と日本語編集を行う。原稿の私訳と編集後の採用訳を区別し、誰のどの判断で変わったかを残す。
  5. 来歴と公開条件を示す:出典資料、私訳者、収録・修正の範囲、本人確認と査読の状態を表示する。教会の権利管理・CC公開に向けて、私訳の既存の権利・過去の掲載先・第三者引用を台帳に整理する。

新たなAI翻訳だけで全巻を埋める計画ではなく、蓄積された私訳を生かし、原語からの初訳または既存訳の改訂を組み合わせて、全体を査読して育てる。公開範囲は実際に整理・確認できた部分から広げる。

原語データの候補

旧約はWLC本文とOpen Scriptures Hebrew Bibleの注釈データ、新約はSBLGNTなどを比較検討する。WLC本文はPD、OSHBのlemma・形態論はCC BY 4.0、SBLGNTの現在の公式ライセンスもCC BY 4.0と確認できる。採用底本はまだ決定していない。NA系の校訂本文や有償辞書も、閲覧権と再配布権を分けて扱う。[16][15]

「なぜこの訳か」を残す訳注

各論点に、対象節・原語の語句・文法上の可能性・前後の文脈・比較で見つかった差・採用案・別案・採用理由・判断できない理由・参照資料・査読状態・更新版を記録する。AIの内部思考ログをそのまま公開するのではなく、確認できる根拠を人が編集した短い説明として提供する。

本文・翻訳理由・Davarの解説をつなぐ記録

公開する層残す内容
ダヴァール訳の本文最終的に採用した日本語訳。本文版、原語とのG/H対応、査読状態。
原語からの翻訳理由原語の語句・構文・文脈、可能な訳、採用理由、辞書・文法等の確認済み出典。出発点(原語初訳/既存訳とその版/私訳)→比較・改訂後訳→Davar採用訳の変更履歴。
他の聖書との比較日本語・英語の訳名と版、当該箇所の訳し方の要約、違いが生じる理由。本文を引用する場合は必要な範囲と利用条件を確認し、独自訳のCC対象とは区別する。
Davarの解説・解釈Davarがその読みを採る理由、神学的な説明・適用、他の有力な読みと異論。原語だけで一義的に確定する内容か、解釈上の選択かを明示する。
確認と訂正査読者の担当範囲、確認日、保留論点、修正理由、関連するFreedom Bibleへの提案IDと反映状況。

読者は本文から必要な説明を開けるようにする。原語査読への参加が、Davarの全ての神学的解説への賛同を意味しないよう、確認した範囲を表示する。

最初の品質実験:物語、詩、律法・指示、論説、難解箇所を含む100節を選ぶ。AとBで同じ対象箇所を比較する。私訳のある箇所も組み込み、修正前と修正後を匿名化して原語理解者が評価する。誤り・新規混入・査読と編集時間・原語対応の手間を測る。対応範囲が異なる試作の件数を単純比較せず、既存訳との一致率やAIの「自信度」だけを精度と呼ばない。続いて一書で前後関係と用語一貫性を検証する。

09 / PLANNING

G/H番号によるダヴァール訳の原語対応

オーナー構想日本語の単語・語句から、KJVのStrong番号付き版のように原語へたどれるようにする。Gはギリシャ語、Hはヘブライ語・アラム語側の語彙識別に使われる。番号は語彙を探す入口であり、その節での意味や文法を単独で証明するものではない。[18]

オーナー方針ダヴァール訳の日本語の単語・語句に、対応する原語のG/H番号を付ける。底本の特定の語と日本語の表示範囲を結ぶ対応情報も持ち、同じG/H番号が繰り返し現れる箇所を区別する。

対象保存する情報
原語の出現箇所底本の版、書・章・節、語の位置またはtoken ID、語形、形態論。
G/H番号・見出し語標準Strong番号、必要なら拡張Strongと標準への対応。未対応の語は明示。
ダヴァール訳の語句本文版、節内の表示文字範囲、日本語の語句、対応する原語の出現箇所とG/H番号、対応種別、査読状態。

既存の日本語訳にもG/H対応を後から付けられる

既存訳をベースにしても、原語対応は作成できる。ただし、読みやすい訳文があることと、その語句を原語へ正しく結べることは別の品質課題。原語からAIで初訳と対応を同時に作る方式でも、AIが提示したリンクを人が検証する必要がある。

  1. 採用する原語底本と節番号を固定し、原語の語・見出し語・G/H情報を既存データから用意する。STEPBibleには原語データと、英語の既存訳に拡張Strong番号を付けた公開データの例がある。日本語側の対応は別途作る。[17]
  2. 原語の語列と日本語の節をAIに渡し、日本語の語句範囲との対応候補を作る。英語訳のタグは参考にできても、英語を経由して日本語へ番号を機械的に写さず、原語との対応を確認する。
  3. 明示された語、句として訳した部分、補った主語など、訳文に直接現れない原語を分類する。難しい箇所は未解決のまま査読へ送り、辞書の日本語訳だけでG/H番号を決めない。
  4. 原語査読と本文の改訂を並行して進め、最終本文の語句範囲へ対応を更新する。版を固定してから、原語の全出現箇所と用例検索結果を照合する。

対応が難しくなる主な場合:意訳で複数語が一つの表現になった箇所、省略・補足・語順変更、慣用句、採用底本とベース訳の異読差。一語ずつの対応が説明できなければ、句として対応付けるか、未解決と表示する。番号を付けやすくするためだけに不自然な日本語へ直す必要はない。

一対一を強制しない

日本語と原語は語順も区切りも違う。一つの原語を複数の日本語で訳す場合、複数の原語が一つの日本語表現になる場合、語が離れる場合がある。助詞・敬語・文脈からの補足に、架空のG/H番号を割り当てない。

概念例(採用訳ではない):日本語の「初めに」という語句を、ギリシャ語の前置詞と名詞という複数の出現箇所へ結ぶ。それぞれのG番号・語形・形態論を持たせる。同じ語句が別の節に出る場合も、その節の原語に対応付ける。
  • 対応種別は「直接」「句として対応」「日本語の補足」「原語が訳文に明示されない」「未解決」などを区別する。
  • 対応表は多対多を許容し、原語・日本語の両側から検証する。原語の全tokenに説明があることを確認するが、全tokenに日本語一語を無理に作らない。
  • 対応情報は本文版と組にする。語句の分割・統合・訂正の際は原語の出現箇所と日本語の範囲を再確認し、過去版の対応も参照できるようにする。
  • 訳の査読状態と、コード対応の査読状態を別々に持つ。AI生成の対応は「未査読」として保持し、正式な学習用データと混ぜない。

利用の流れ日本語の語句を選ぶ → 対応する原語とG/H番号を見る → 同じ原語の出現箇所を検索 → 前後の文脈・日本語の訳し方・訳注を比較する。同じ日本語の文字を探す検索に加えて、異なる日本語に訳されていても同じ原語に由来する箇所を探せるようにする。

  • 検索の単位:基本は採用底本の原語の見出し語。G/H番号から検索に入り、見出し語・語形・形態の条件と対象書を確認できるようにする。G/Hの体系差や同形異義語は扱いを定める。
  • 結果に出すもの:書章節、原語の実際の語形、前後の文脈、ダヴァール訳の対応語句、採用理由・浅井牧師の私訳や訳注へのリンク。原語の出現回数と、その語を含む節数は区別する。
  • 複数対応の選択:一つの日本語句が複数の原語に対応する場合は、どの原語を調べるか選べるようにする。同じ日本語でも異なる原語なら検索結果を混同しない。
  • 確認範囲の表示:採用底本、検索対象の書、本文と対応情報の版を表示する。原語側の索引を全巻用意できても、日本語訳・G/H対応が未公開または未査読の範囲は、その状態を明示する。
  • 読み方の支援:同じ原語でも文脈により意味が変わる。用例一覧を一つの固定的な日本語訳や神学的結論の証明として扱わず、各節を開いて比較できるようにする。
最初の試作で確かめること:同じ原語が異なる日本語に訳される例、同じ日本語が異なる原語に対応する例、複数語の句、語形変化を含む試験資料を用意する。原語データの索引と検索結果を照合して、抜け・重複・誤対応を確認し、本文・訳注・私訳の出典へ戻れることを検証する。

データと読者画面

本文は通常の日本語として表示し、語句をタップしたときだけ「原語・読み・語形・G/H・訳の理由・別訳」を開く。G/H番号は必要なときに表示し、学習・検索・データ配布で使う。訳文を番号順に並べ替えることはしない。

STEPBibleには原語の出現語、形態論、拡張Strong、節番号体系を扱う公開データがある。自前で全てを生成せず、採用ファイルの版・出典・ライセンスを固定して活用を検討する。複数底本をまとめたデータを、そのまま一つの底本として訳さない。[17]

配布データの最小項目案

書・章・節、本文版、語句の範囲、原語底本・版、原語token ID配列、lemma、G/H番号配列、形態論、対応種別、訳注ID、査読状態、出典ライセンス。本文はUSFM等、対応と訳注は別JSON等で配布し、版の組み合わせと整合性を検証する。これは将来の設計案であり、現時点でAPIや対応データは提供していない。

10 / PLANNING

査読者と協力者を迎える体制

牧師が確認できる部分を起点にし、一部の査読を全巻の監修と表示しない。外部協力者には、依頼する書・段落・言語・観点・期限を具体的に示す。神学的立場の一致だけでなく、原語を文脈の中で説明できる力を重視する。

役割責任初期の状態
編集責任者/教会の発行責任者翻訳方針、異論の裁定、公開範囲、ライセンス。担当者と正式な権利主体の確定が必要。
浅井導牧師蓄積した私訳の提供・採用確認、引き受けた範囲の原語査読、教会での利用評価。原語研究・教育歴と著書を参照。私訳の提供はオーナー方針。資料の対象範囲と査読担当は具体化する。
外部の原語協力者ヘブライ語・アラム語/ギリシャ語の確認、重要箇所の独立査読。募集予定。原語の学習歴・実務経験と試査読を確認する。
日本語編集・校正読みやすさ、文体、朗読、表記、誤読の確認。原意を変える修正は原語担当へ戻す。
読者・教会の試読担当理解できた意味、困る表現、使いやすさを報告。専門査読とは別に参加できる入口を用意。
データ・配布担当本文・G/H原語対応・訳注の整合、版管理、アクセシビリティ。AI・自動検証を活用。意味の正しさを機械検査のみで認定しない。

協力依頼に用意するもの

翻訳方針2ページ、10〜20節程度の試訳、原語・訳注・比較論点、査読票、成果の帰属とCC公開条件、氏名表示の選択、担当範囲と日程をまとめる。候補は原語を学んだ牧師、神学校の教員・卒業生、研究者、聖書翻訳経験者。参加を依頼しただけで「監修者」に掲載しない。

意見が割れた場合は原文・構文・文脈・底本・翻訳方針を分けて議論し、採否と理由を残す。解決しない箇所は注に別解を示すか、安定版の対象から保留する。既存訳や他団体を批判することを参加条件にしない。

翻訳確認を自己・仲間・原意・言語コミュニティ・教会の複数段階に分ける発想は、unfoldingWordの公開研修にも見られる。[6]

11 / PLANNING

日本語クリスチャンコミュニティーでの普及

普及方針最初の呼びかけは「今使っている聖書と並べて、一書を読んでみてください」。入手しやすさ、実際の役立ち、訂正への応答を通じて継続利用を作る。

段階提供・行動次へ進む判断材料
1:協力者と一書を読む限定した試読会。Davar内と外部の教会に、同じ本文と論点票を提供。原語の指摘、読者の誤読、必要な修正工数。協力者の掲載同意。
2:公開試訳を届けるログイン不要のWeb、節URL、読みやすい本文と任意の訳注。Davarアプリにも導線。読了・再訪、訂正報告への応答、外部での試用。アクセス数だけを成功としない。
3:安定版と教材査読済みの一書、読書プラン、印刷用資料、EPUB、朗読、語句から原語への参照。継続して使う教会・グループ、理解度、朗読の聞きやすさ、重大な未解決事項。
4:外部配信へYouVersion、eBible、Open.Bible、DBL等に、権利・版・品質・形式を整理して相談。各配信先の個別条件、更新・訂正の反映方法、利用者サポート体制。

YouVersionは翻訳団体・出版社・個人翻訳者に相談窓口を用意し、BSBの配信例もある。DBLはデータと利用条件の管理を支援する。本計画への参加や掲載が決まっているわけではない。[19][20][21]

広報で伝える内容

  • 「なぜこの訳語か」を一節ずつ説明する短い記事や朗読から、本文と根拠へリンクする。
  • AIの利用箇所と人の確認範囲を率直に示す。AIの名称や生成速度だけを訴求の中心にしない。
  • 「自由に使える」を具体化する。説教資料、配信字幕、学習会、音声、別アプリで何ができ、どう出典を書くかを一枚にまとめる。
  • 教会への所属やアプリのインストールを、本文利用の条件にしない。海外の日本語教会、若い読者、聖書を初めて読む人にも試読の入口を作る。

12 / PLANNING

最初の90日と品質の確認

開始後の目安以下は担当者と査読体制を確保した場合の計画案。全巻の完成日を約束するものではない。期限が来ても必要な査読を省かず、対象範囲を小さくする。

期間成果物次に進む条件
1〜30日編集方針、原語底本・権利台帳、CC候補、協力者合意、浅井牧師の私訳目録・収録候補、100節での制作方法比較・原語検索による検証・候補と保留理由の論点票・Davar採用訳、解釈と他訳比較の記録、G/H対応と原語の用例検索の小試作。進路3なら数件の改善提案候補と権利条件の確認。原語査読者の担当範囲を確保。比較後の品質を実測し、対応コードの不整合を確認。
31〜60日一書の試訳、私訳の統合と出典、採用理由・別訳注、原語対応と用例検索、Davar採用訳の原語/日本語/読者の査読記録。進路3なら寄稿条件を整えた提案票。発見済みの重大誤訳を解消又は公開対象から保留。権利条件と査読範囲の表示が整う。
61〜90日公開試訳、訂正窓口、版番号、Web・印刷・機械可読データ。進路3なら提出した提案の状況を整理。協力者の同意範囲で紹介。外部試読の結果と実工数をもとに、拡大・工程改善・保留を判断。

測るもの

  • 意味:重大・通常・表記の誤りを分け、100節当たりの指摘件数と修正後の再確認結果を記録。難解箇所の試験と通常箇所の試験を分ける。
  • 査読:原語査読済みの節数/公開節数。訳文と対応コードは別々に集計し、誰が何を確認したか残す。
  • 対応:原語tokenと日本語語句の説明可能性、誤リンク、未解決リンク。自動の100%充足率を正確さと取り違えない。
  • 検索:採用底本の用例索引と結果の一致、抜け・重複・語の取り違え、対象範囲と未査読表示、語句から私訳・根拠へ到達できるかを確認。
  • 読者:意味の説明、音読時のつまずき、読了、再訪、実際に使った教会・グループ数。個人情報は必要最小限にする。
  • 運営:人による原語確認・編集・対応検証の時間、訂正への初動時間。
安定版の公開条件案:対象範囲の原語査読と日本語編集が記録され、既知の重大な未解決誤訳がなく、論点・複数候補・判断できない理由は注に示され、原文の曖昧さと調査不足が区別され、権利確認とデータ整合確認を終える。原語対応も正式機能として配布するなら、その範囲の対応査読を終える。これは未知の誤りが存在しないという保証ではない。

13 / PLANNING

開始前に決めること

項目現時点決め方・担当
3つの進路1:独自訳/2:Freedom Bible改善/3:両立。3の小規模試行を本資料で提案。教会が目的・査読工数・寄稿条件を確認して決定。先方との合意は未成立。
本文の制作方法A:原語AI初訳/B:Freedom Bible改訂を検討。私訳は各方式へ統合可能。原語底本、日本語ベースの版と範囲、翻訳原則を固定し、小試作の品質・査読工数・G/H対応を比較して採用方法を決める。
権利主体・CC種類教会が権利を管理する方針。BY/BY-SAは未決定。教会の正式権利主体、協力者合意、第三者素材との適合を確認して決定。
最初の書と正典範囲100節の横断試験+ルツ記一書を提案。査読可能な言語・担当者に合わせて確定。旧約続編の扱いも方針化。
浅井導牧師の私訳の収録収録できるというオーナー方針。具体的な原稿・節数は未調査。私訳目録、出典と権利、複数稿の採否、本文と解説の区分、本人確認・外部査読の範囲を整理。
査読の体制牧師は一部を確認可能。外部協力者を希望。担当範囲・独立査読・公開クレジットの合意。
G/H番号による原語対応ダヴァール訳の日本語語句へG/H番号を付ける方針。底本、語句区切り、多対多、版間対応、ライセンス、同じ原語の用例検索を小試作で検証。
根拠不足時の表示複数候補と判断できない理由を示すオーナー方針。原文の曖昧さ/調査不足/査読未完了を分け、暫定本文から候補・根拠へ開ける表示と論点票を試作。
公開時期未確定。最初の試作の品質と査読体制を確認して決定。全巻を先に約束しない。

次の具体的な成果物は、翻訳方針・権利台帳・100節の評価設計・協力者向け依頼資料・私訳目録・原語対応と用例検索の小試作の6点。先行訳の調査を踏まえ、共同利用・データ提供・試読で協力できる可能性も検討する。外部への連絡や参加募集は、この資料作成とは別の実行段階とする。

14 / SOURCES

出典・調査の限界

一次資料・公式配布者を優先し、保存資料はその性質を明記した。オンラインの権利・掲載内容は変更されるため、本文を実際に採用する時点で版と条件を再確認する。配布元の品質表示を、第三者による学術評価の代わりにはしない。

参照日:2026年9月16〜17日。世界の活動・ライセンスは9月17日に再調査。各草稿の専門査読体制、Davarへの協力・外部掲載の確約は未確認。団体名の記載は提携・推薦を意味しない。本文の長文転載は行わず、説明と出典リンクで構成した。

  1. World English Bible — 改訂履歴2026-09-12までの具体的な修正。派生版も含む。
  2. eBible.org — Public Domain本文の再利用と翻訳名・商標の区別。
  3. Open English Bible — 公式サイト2025.6版、2025-12-21公開。CC0、新約・詩篇・旧約の一部。
  4. Sainte Bible libre pour le mondePD・草稿。本文とソース情報。
  5. Bíblia Portuguesa Mundial — 権利・版情報PD、草稿・改訂中。
  6. unfoldingWord — 翻訳と確認の研修自己確認・仲間の確認・原意・地域言語・教会での確認を分担。
  7. 日本聖書協会 — 聖書の著作権について口語訳1955年版の保護期間終了と後年の改訂箇所の区別。
  8. 電網聖書 — 元の案内を保存した公開サイトWEBを底本とする日本語化、2002-03-03草稿、PD宣言。全巻完成ではない。
  9. フリーダム・バイブル — 公式配布本文全66巻の目次。公開範囲と査読完了を区別。
  10. フリーダム・バイブル — 権利・版情報2026年、PD、草案、ソース日付2026-08-19。
  11. Creative Commons — CC BY 4.0出典・変更表示等を条件に商用利用と翻案も許可。
  12. Creative Commons — CC BY-SA 4.0表示に加え、翻案物の同条件での公開を要求。
  13. Creative Commons — CC0 1.0可能な範囲での権利放棄とフォールバック。CC BY等とは異なる。
  14. 文化庁 — AIと著作権についてAI生成物の著作物性、人の創作的寄与、生成・利用段階の整理。
  15. SBL Greek New Testament — License現在掲載されている利用条件はCC BY 4.0。採用版ごとの確認が必要。
  16. Open Scriptures Hebrew BibleWLC本文はPD、lemma・形態論はCC BY 4.0。
  17. STEPBible Data RepositoryCC BY 4.0。原語token、拡張Strong、形態論、節番号対応等。各ファイルの来歴も確認。
  18. Online Bible — Strong番号の説明ヘブライ語・アラム語・ギリシャ語の語彙に対応する識別番号。
  19. YouVersion — Bible Publisher Partners翻訳団体・出版社・個人翻訳者の相談窓口。掲載保証ではない。
  20. YouVersion — Berean Standard Bible現代PD訳の外部配信例。
  21. Digital Bible Library翻訳データ・ライセンス・配信先との連携。
  22. Open Translation Bible — 公式リポジトリ日本語2025年12月公開、CC BY-SA 4.0。品質・査読体制は今回未確認。
  23. Michael Paul Johnson — New Bible Translation for Japan2026-07-19、友人による制作と当時の公開範囲についての一次報告。
  24. 日本聖書協会 — 聖書の選び方現行の各訳の紹介、教会に合わせた選択の案内。
  25. Japanese Freedom Bible — 公式配布情報と改善提案の窓口PD・草案・改善提案募集の明記。共同編集の権限や採用保証は示されていない。
  26. eBible — 新改訳新約聖書(1965年版)新約のみ、PD表示、2015-12-31の保護期間終了という配布元の説明、配布情報日付2023-02-24。
  27. いのちのことば社 — 新改訳聖書の著作権管理案内2024-04-01の管理業務移管、新改訳第3版と新改訳2017の著作表示・利用案内。
  28. Free Bible Version — 公式の版・利用条件全訳5.2(2025年10月)、継続制作、CC BY-SA 4.0。英語・スペイン語・ポルトガル語の配布案内。
  29. Free Bible Version — 配布版の権利表示新約・詩篇の配布版は©2018 Jonathan Gallagher、CC BY-SA 4.0。全訳5.2の範囲は公式サイトで確認。
  30. Offene Bibel — 活動と翻訳状況2025年の参加呼びかけ、2026年9月以降の対象箇所案内、段階別の翻訳状況。
  31. Offene Bibel — 著作権と再利用CC BY-SA 3.0 Unported、表示例、第三者の引用はCC対象外。
  32. Creative Commons — FAQ著作権保持、PD部分、撤回不能、商標、集合物と翻案の区別。
  33. Creative Commons — CC BY-SA 4.0 正式条文許諾範囲、表示・継承、データベース、終了と既存の許諾。
  34. Creative Commons — ShareAlikeの解釈独立した作品の集合と翻案を区別する。
  35. Creative Commons — 互換ライセンスSAの版と指定互換ライセンス。BY-SA素材をBYのみへ変更しない。
  36. Church Commons — TSW/Fluentの利用条件両翻訳本文はCC BY 4.0。ソフトウェアは別ライセンス。
  37. The Shared Word Translation — v1.0.12026-08-30公開。全体の本文・注・語彙資料の公開版。
  38. The Shared Word Translation — 本文改善コミット2026-09-17、創世記1–10章の原語照合と本文変更を記録。品質は別途評価が必要。
  39. unfoldingWord Literal Text — LICENSE現行は©2026 unfoldingWord、CC BY-SA 4.0。商標利用は別。
  40. unfoldingWord Simplified Text — LICENSE現行は©2026 unfoldingWord、CC BY-SA 4.0。
  41. unfoldingWord Literal Text — v902026-08-17。ホセア書・ミカ書のBook Package初公開など。
  42. unfoldingWord Simplified Text — v902026-08-17。原語対応を含む翻訳者向け資料のリリース。
  43. Open Translation Bible — LICENCEプロジェクトのCC BY-SA 4.0。個人名の権利者表示は今回未確認。
  44. Open Translation Bible — 本文改訂2026-08-08、英語2箇所とヘブライ語・中国語・ヒンディー語の修正。
  45. Lockman Foundation — NASBの翻訳方針原語の語句・構文への対応と1995/2020版。
  46. NRSVue — NCC・SBLによる序文(Bible Gateway掲載)改訂体制、本文批評・語義研究、異読と翻訳注。
  47. NET Bible — 翻訳と翻訳注について約6万の注で判断理由・別解を説明するという公式案内。
  48. ESV — 翻訳の紹介福音派の制作体制とessentially literalの方針。
  49. Biblica — NIVの翻訳方針原語への対応と自然な英語での意味伝達を両立する方針。
  50. Davar教会 — 牧師紹介ヘブル語・セム語の専門分野とフラー神学校での教育歴。教会公式の人物紹介。
  51. Davar Church — About PastorM.A.(Semitic Languages)、Th.M.(Old Testament Studies)、ヘブル語・アッカド語の非常勤教育歴。
  52. 国立国会図書館 — 神のかたちに:聖書が語るあなたとは浅井導著、キリスト新聞社、1993年4月、402頁、ISBN 4-87395-235-2。刊行年月・頁数を確認。日付の詳細は提供された奥付を参照。
  53. 浅井導『神のかたちに――聖書が語るあなたとは』著者略歴・奥付オーナー提供の転記(2026-09-17)。刊行日1993年4月20日、©浅井 導 1993。1993年当時の学歴・旧約専門の博士課程在籍・ヘブル語読解とアッカド語の教育歴。原本画像は今回未照合。

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